【AIコラムの道】第7回:試行錯誤

AIで当コラムのゴーストライターを作れるかを試しています。満足いくゴーストライターができるか、僕が飽きるまで続ける不定期連載です。どうぞよろしくお願いします。
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※第一回はこちら


その後チューニングを試行錯誤していますが、非常に難しいです。

今回は試行錯誤の様子をお届けします。進んでいるような進んでいないようなというような感じですが、よろしければお付き合いいただければ幸いです。

■前回まで

前回ではAIがこれまでにどれくらい学習したのかを確認した。学習はできているが、実際に書かせると全然反映されていない。ということがわかった。

前回終了時点でのAIコラムがこちら。

今日は久しぶりに公園を散歩していたら、突然の雨に降られた。

急いで木陰に避難して雨宿り。雨が止むまで暇だったので、スマホでネットサーフィンをしていた。ふと見上げると、すぐそばのベンチに新しい看板が立っているのに気がついた。

「ここで地域猫に餌をあげないでください」と書かれている。最近、猫を見かけることが増えた理由がこれか。なるほど、と納得しつつも少し寂しい気持ちになる。

雨が止んで散歩を再開すると、猫が一匹近づいてきた。雨に濡れて少し不機嫌そうだが、やっぱりかわいい。今後もこの公園で猫に会えるといいなと思った。

家に帰る頃にはすっかり晴れていて、何事もなかったかのような空模様。雨に振り回された散歩だったが、少し得した気分だ。

こんなコラムばかり載っているホームページがあってもだれも読まないだろうなあと思う。

■今日の方針

この状態からいろんな指令を出してどの指令が有効かを探ってみる。

実際は20パターンほど試しているが、全部を紹介すると長くなるし、同じような結果のものが多く皆様途中で飽きてしまうと思うので、いくつかピックアップして紹介。
※以下はすべて上記の青背景部分の文章をベースに指令を出しています。

■パターン①端的に書かせる

AIが書いたものを観察していて、「いろいろ書こうとして薄っぺらくなっている」と思った。ので、とりあえずシンプルに指令を出してみる。

指令:日常の一瞬を切り取って、それに対する考察を書いてください。すべてを表現することはせず、端的に表現してください。

朝の散歩中、道端に咲く一輪の花に目が留まった。

普段なら見過ごしてしまう小さな花だが、今日は特に鮮やかに見える。自然の美しさに改めて感動し、ふと立ち止まる。

「こんなところにも美しさがあるんだな」と思いながら、しばらくその花を眺めた。

日常の忙しさに追われていると、小さな幸せを見落としがちだ。ほんの少し立ち止まるだけで、世界は違って見えるのかもしれない。

散歩を再開しながら、今日はいつもより心が軽く感じられた。

端的にはなったが、なんでこんな詩的な感じにしてしまうのか。ボツ。

■パターン②描写を省かせる

なーんか回りくどい。もっとシンプルでよい。

指令:
その日の一つの出来事や気付いたことから、それに対する考察を掘り下げて書いてください。
すべてを表現することはせず、端的に表現してください。
心情の細かい描写は不要です。淡々と起こったことを直接的な表現で書き、最後にオチとして感情を書いてください。その際も状況や感情の細かい描写は不要で、淡々と記述してください。

今日は久しぶりに公園を散歩していたら、突然の雨に降られた。

急いで木陰に避難。雨が止むまで暇だったので、スマホでニュースをチェックしていた。ふと見上げると、新しい看板が目に入った。「ここで地域猫に餌をあげないでください」と書かれている。

この公園で猫をよく見かける理由がこれか。餌をあげる人が多かったのだろう。しかし、その行為が猫の健康や公園の衛生に影響を与えることもある。地域猫問題は一筋縄ではいかない。

雨が止んで散歩を再開すると、猫が一匹近づいてきた。雨に濡れて少し不機嫌そうだった。看板の効果が現れるのは時間がかかりそうだ。

家に帰る頃には晴れていた。雨に振り回された散歩だったが、少し複雑な気分だった。

テーマが変わっただけで、僕の目には劇的な変化は見られなかった。ボツ。

■パターン③どんどん条件が増える

パターン①をそのまま発展、というか、どんどん条件を増やしていった。とにかくシンプルに書けということを言っている。

指令:
日常の一瞬を切り取って、それに対する考察を書いてください。
所謂「いい話」でなくて構いません。また、第三者も登場させず、執筆者の身に起こったことや食べたもの、ふと思ったことから話を発展させてください。
すべてを表現することはせず、極力シンプルに端的に表現してください。
心情の描写は不要です。事実のみをシンプルにテンポよく書いてください。
感情の描写は「うれしくなった」「憂鬱になった」などではなく、「やった!!」「どんよりする」などの読み手に直感的に伝わる表現にしてください。
カッコ書きで思ったことを書くなどの描写などは一切不要です。端的に直接的な表現でシンプルに記載してください。
最後は奇麗にまとめず、そのまま淡々と終わってください。

昼食にラーメンを作った。普段はあまり料理をしないが、今日は何となく気分が乗った。インスタントラーメンに卵を落として、ネギを刻んでトッピング。簡単だけど、少し手を加えるだけで豪華に見える。

一口食べて、「うまい!」と思った。シンプルな味付けが心地よい。インスタントとは思えないほど満足感がある。

食べ終わった後、洗い物をしながらふと考えた。料理ってやっぱり楽しい。次は何を作ろうかと考えたが、結局何も決まらず。

午後は仕事に戻る。リモートワークなので、家でのんびりと過ごせるのはいいことだ。少し集中力が切れたが、コーヒーを飲んで気分転換。やっぱり、自分のペースで仕事ができるのはありがたい。

夜になって、またインスタントラーメンを食べるかどうか迷ったが、今日はもう十分だと思った。

「普段はあまり料理をしないが、今日は何となく気分が乗った。」とかそんなのは知ったこっちゃねえんだよおお!!!

なんで全体的に優雅な生活っぽさが出てくるのか。ボツ。この方向性はだめそう。

(実際はここまでに15パターンくらい試しています)

■パターン④戦略を変える

このまま調整してもだめそうなので、改めて最初の文章を観察して、コラムに寄せるべく細かい指示を出す。

指令:
・1段落目は「○○というようなことがあった。」「○○は△△だと思う。」のような、出来事や気付いたことを簡潔に一言で記載してください。
・2段落目は1行目に記載したことの背景や理由を簡潔に書いてください。
・3段落目以降で、そのテーマに対する深堀や考察を行ってください。
・一つのテーマにフォーカスしてください。一瞬の出来事を深堀りしてください。時間経過の要素は入れないでください。
・出来事を淡々と記述してください。それを受けてどう感じたかは一言で表現し、心情や情景の丁寧な描写は一切書かないでください。「何が起こって」「どう感じたか」を直接的な言葉で簡潔に記述してください。
・第三者は登場させずに、すべて執筆者自身に起こった出来事や本人の考えたことで完結させてください。ただし、考えたことは鍵カッコなどでは記述せず、”うれしく思った。”、”つらい。”、”おいしかった。”などの単語で表現してください。
・全体的に5段落程度に収めてください。総文字数は300文字前後にしてください。
・最後は奇麗にまとめず、そのまま終わってください。

スーパーの特売コーナーで珍しい野菜を見つけた。こういうのを見ると好奇心が湧いてくる。

珍しい野菜は、普段の食生活に変化を与えてくれる。今日は特売だったので、つい手が伸びた。

帰宅後、その野菜を使って料理をしてみた。見た目は少し奇妙だが、味は意外と美味しかった。新しい食材に挑戦することは、新しい発見につながる。

次回の買い物でも、また珍しい食材を探してみようと思う。新しいものに挑戦することは楽しい。これからも積極的に挑戦してみよう。

今日の新しい発見は満足だった。食生活に少しの変化を加えるだけで、日常が楽しくなるものだ。

あっ、なんかそれっぽくなってきた(今までと比べると)。これか?この方向性か?このまま調整してみよう。

■パターン⑤ユーモアを足したい

とはいえこのまま続けても面白みのない文章が出てくるだけだ。ユーモアをください。あとテンポが悪いのでなんとかしたい。

指令がめちゃめちゃ長くなってしまったが、どうか。

指令:
・1段落目は「○○というようなことがあった。」「○○は△△だと思う。」のような、出来事や気付いたことを簡潔に一言で記載してください。
・2段落目は1行目に記載したことの背景や理由を簡潔に書いてください。
・3段落目以降で、そのテーマに対する深堀や考察を行ってください。ただし、そのテーマに対する深堀や考察ではなく、自分の考えを深めてください。その際、ポジティブでもネガティブでもなく、フラットな視点を心がけてください。
・一つのテーマにフォーカスしてください。一瞬の出来事を深堀りしてください。時間経過の要素は入れないでください。
・出来事を淡々と記述してください。それを受けてどう感じたかは一言で表現し、心情や情景の丁寧な描写は一切書かないでください。「何が起こって」「どう感じたか」を直接的な言葉で簡潔に記述してください。
・第三者は登場させずに、すべて執筆者自身に起こった出来事や本人の考えたことで完結させてください。ただし、考えたことは鍵カッコなどでは記述せず、”うれしく思った。”、”つらい。”、”おいしかった。”などの単語で表現してください。
・全体的に5段落程度に収めてください。総文字数は300文字以内にしてください。
・テンポを重視してください。蛇足的な表現は不要です。
・読者が少しだけ楽しめるように、軽いユーモアや皮肉をほんの少し混ぜてください。
・最後は奇麗にまとめず、そのまま終わってください。

散歩中に急に雨が降ってきた。雨宿りするしかなかった。

木陰で雨宿りしていると、近くに「地域猫に餌をあげないでください」との看板が目に入った。最近、猫をよく見かける理由がわかった。

雨が強くなると、猫が近づいてきた。濡れていて少し不機嫌そうだったが、それでもかわいいと感じた。

ふと思ったのは、こんな日常の中に小さな発見があるということだ。特に何もしていないのに、少し得した気分になるのは不思議だ。

雨宿りは嫌なものだが、猫に会えたことで少し報われた気がする。

パターン④と比べてどうだろうな。どっちもどっちという感じか。あと地域猫の話題がちょいちょい出てくるな。

うーん。僕の書く文章の微妙なニュアンスとか、ちょっとしたジョークというか落とさないオチというか、ああいうのはどう表現したらいいのだろうな。最初の学習からやり直したほうがいいのかもしれないな。もしくはサンプルをもっと増やすか。

■今回やったことまとめ

  • 20パターンほど、ただただ試行錯誤を行った
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