生成AIを相談相手にする方法について実践していきます。私がこれまでに生成AIを使用していく中で培ったノウハウを紹介する不定期連載です。
初めての方はまずこちらの記事をご参照ください。
AIへの相談実践編の第2弾です。今回は、私がキャリアチェンジに迷っているという設定でAIに相談してみます(設定ですよ)。
以下、AIとのやり取りをハイライトでお届けします。だいぶ長くなってしまったのでかなり端折っています。今回の記事用の相談のすべてのやり取りは記事の最後に載せますので、興味のある方はそちらもどうぞ。
※第0回でふれたとおり、相談事自体は架空のものにしますが、やりとりは本気で行います
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■AIのキャラ付け
今回はキャリアに悩んでいるという設定なので、その道のプロフェッショナルに相談する体でやってみたいと思います。キャラ設定のプロンプトは以下です。
これでやってみます。
■相談実践① パーソナルデータを伝える~AIからの提案
上記のプロンプトを入力したあとの流れは以下のようになります。まずは私のキャリアやスキルについて教えろと言われましたので情報を渡しています(一部フェイク、ほぼノンフィクションです)。
現場業務に限界を感じ始めているのはマジです。できればマネジメント一本でやっていきたい。
上記の情報を伝えると、今後の進め方について提案してくれました。やはり今のスキルを活かしていくのがいいようです。マネジメントメインのようなので、私の意向とも合っていそうです。
■相談実践② 提案とはまったく違う職種になりたいと言ってみる
が、私には昔からの憧れの職業があります。思い切った転身についてはどう思うか聞いてみましょう。

「そんなのどうでもよくてバスの運転手になってみたいんだよね」と言ってみたところ、意外と前向きな返事が返ってきました。実際のエージェントに相談したらやんわり否定されるやつですが、AIは優しい。
このあとは公営と民間事業者の待遇の違いなどについても聞いてみました。話を進めるとなんだかバスの運転手に転職できそうな気がしてくるのが不思議な感じでした。
ここではこの後のやり取りは割愛しますが、記事の最後に全やり取りを載せますので興味のある方はどうぞ。
■相談実践③ 提案してもらった方向性でもいいなあと言ってみる
バスの運転手になれるかもというのはわかりましたが、正直現実的ではないので現実路線の話も聞いてみることにします。できれば組織マネジメントで食っていきたい。
プロジェクトマネジメント、組織マネジメント、IT業界以外のマネジメントの3本を提案されました。SIerか…SIerねぇ…。
私もIT業界にいて長いですが、正直SIerの実態ってわかりづらいです。ただ、いろんなことをやらなきゃいけないのと、なんかずっと忙しそうというイメージがあります。ちょっとSIerについて聞いてみましょう。
要はなんでも屋さんで忙しいということでよさそうでした(SIerさんごめんなさい)。あと、会話形式で話してほしいのに全然会話形式になってくれない。
ひとまずSIerについてはわかりました。現場業務はやりたくないので組織マネジメントに絞ります。
1は所謂人事の仕事。人事ってすごく大変なイメージがあるのでパス。2や4は現場業務なのでパス。3か。組織開発コンサルタントねぇ…。
要はよその会社のマネジメント層(経営層含む)に対してコンサルとして入ると。なるほどね。めっちゃ大変そう。めっちゃ大変そうですが興味はあります。
今のIT系の職業とは完全に離れる形になりますが、たとえばまったく未経験の職種の管理職として転職するよりはこちらのほうがイメージは湧きます。こういう道もありかもしれない。というか、はっきり言って割と向いている気がする。
というわけでこの後はこの仕事について深堀して聞いてみました。年収や働き方、必要なスキルなどについて聞いて行っています。全やり取りは記事の最後に載せますので興味があればどうぞ。
■相談実践④ 二つを比較してもらう
さて、今回はバスの運転手と組織開発コンサルタントの二つの道を探ってみたわけですが、結局どっちのほうがいいんだろう?ということで以下の質問をぶつけてみました。
仮にバスの運転手になりたいとして、免許さえあれば転職できる可能性自体はあると思うのですが、今までのキャリアやライフスタイルとは完全に変わることになります。
このあたりも鑑みて、このキャリアチェンジは客観的には勧められるものですか?
これに対する回答は以下です。はっきり言ってあまり勧められないという感じ。完全異業種でノウハウもまったくありませんからね。そりゃそうだ。
ちなみに組織開発コンサルタントの場合は以下の回答でした。
私にとってどっちがよさそうかは言わずもがなですね。バスの運転手にもなりたかったけどなあ。
■まとめ・全やり取り紹介
キャリアチェンジに関する相談は以上です。
今のところ本当に転職するつもりはありませんが、組織開発コンサルタントは面白そう(すごく大変そうだけど)だなと思いました。
AIのキャラについては、設定の仕方のせいか、質問のジャンルのせいか、どうしてもAIが簡潔に返してくれずに回答がかなり長くなりました(何度か訂正を試みましたが改善されないので途中から諦めました)。このあたりはまだ研究の余地がありそうですが、今回の相談内容の性質を考えるとこれが正しいような気もします。
次回は人間関係…というか他人との接し方についてAIに相談していきます。架空の相談にするつもりでしたが、ノンフィクションにしても問題なさそうでしたので次回は本気の私のお悩み相談をお届けします。お楽しみに。
最後に、実際のすべてのやり取りを貼り付けておきます。
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ここから先は、あなたにはプロのキャリアアドバイザーとして相談に乗ってもらいたいと思います。
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