【AIコラムの道-S2】第11回:ChatGPT-5で再挑戦

先日、ChatGPTの新しいモデル、ChatGPT-5がリリースされました。

メジャーバージョンが上がったことだし、ここは改めてゴーストライターの実験をやってみようということでAIをゴーストライターにする実験シーズン2を開始します。

前回までのチューニングやアウトプットはすべて無かったことにして、再度イチからやります。

満足いくゴーストライターができるか、僕が飽きるまで続ける不定期連載です。どうぞよろしくお願いします。
※ChatGPT-5を使用します

■準備

シーズン1(第10回まで)では過去コラムのHTMLファイルを何年分と読み込ませたが、今回は偽善者部屋2.0を直接分析させることとする。コラムの数ももう500くらいはあるので、サンプル数としては十分だろう。

プロンプトは以下。

あなたは優秀なゴーストライターです。
以下のウェブサイトを分析し、「コラム」カテゴリの記事の特徴をインプットしてください。
https://www.nakatsun.jp/nakatsun2/
・更新頻度
・取り上げられやすいテーマ
・構成
・文体
・文章の癖
・一記事当たりのボリューム
・その他ゴーストライターになるにあたり必要な情報

分析させた結果を簡潔にまとめたものが以下。

項目特徴
更新頻度ほぼ毎日更新の傾向(不定期・頻繁)
テーマ日常・社会・思いつき等、多様で軽めの話題
構成タイトル+日付+冒頭のひとこと+区切り線+本文
文体口語的、軽快、語りかけ風
文章の癖思いつき語り、会話風、素直な感情表現
ボリューム非常に短く、読みやすい
ゴースト視点気軽でリアルな「自分語り」を、日常的トーンで継続する力量が要

※実際はもっと詳細なレポートを出してもらっていますがここでは割愛します

さて、さっそく書かせてみよう。ChatGPT-5の実力やいかに。いきなりできちゃったりして。

■第一回出力

ChatGPT-5がどれほどのものか期待しながら以下のプロンプトを出した。

まず、今把握している特徴を活かして1記事執筆してください。特徴を徹底的に模倣してください。
テーマは「昼食」でお願いします。

ここで今までだったら一瞬で出力が返ってきていたところ、7秒ほどの待ち時間が発生。おぉ?これはもしや本当に期待できる…?

それで、以下がChatGPT-5が書いた僕のコラム風の文章である。

【コラム】2025-8-9 13:00 昼食

冷たい麺、今すぐにでも食べたい。

---

昼食って、地味に人生の分岐点だと思う。忙しいときはコンビニで済ませて、余裕ある日は近所の定食屋へふらっと入る——その選択が午後の気分を決める。今日は会議が詰まってたから、近場のサンドイッチで手早く済ませたけど、やっぱりちょっと後悔してる自分がいる。サンドの具が偏ってて、胃がちょっと物足りないんだよなあ。

コンビニ弁当は安定感がある一方で、食べ終わったあとの満足感が薄い。逆に、定食は満たされるけど時間がかかる。どっちを選ぶかは「午後に何をしたいか」で決めるべきだと思う。午後に頭を使うなら、消化にいいものを選んだほうが吉。眠気との戦いに勝ちたい日は、炭水化物に野菜をちょい足しするだけで全然違う。

あと個人的なルール:パン系なら必ず何か酸味(ピクルスとかレモン風味のドレッシング)を入れる。味が単調になるのを防げる。弁当派なら汁物を別にする。汁気があると満足度がグッと上がる気がするんだよね。些細だけど効果的。

結局、昼食は午後のエネルギー源であり、ちょっとした気分転換でもある。たかが昼飯、されど昼飯。さあ、午後もほどほどにがんばろう。

あーーー…うーん…うーーーーん?これはどうだろう…少なくとも僕の文章ではない。文体とかは似ているのだけど、これは僕のコラムじゃなくてなんだろうな…僕に似た書き口の人が書いたエッセイ?

あと、全然面白くない。

とはいえ初回としてはまずまずではないか。少なくとも、GPT-4oでさんざんチューニングを試したシーズン1の第7回くらいの精度のものはいきなり出てきたように思う。

ちなみに第1回でGPT-4oに書かせた記念すべき最初のコラム(っぽいもの)が以下。

今日はちょっと特別な一日だった。朝、いつものようにコーヒーを淹れながら、窓の外を眺めていると、久しぶりに虹が見えた。なんだか良いことが起こりそうな予感がした。

午前中はリモート会議が立て続けに3件あった。特に最後の会議では、新しいプロジェクトの提案をする場面があり、少し緊張したけれど、無事に終えることができた。上司からも「良い提案だった」と褒められて、ほっと一安心。

昼食は近所のカフェでサンドイッチをテイクアウト。ベンチに座って外で食べると、春の陽気が心地よく、リフレッシュできた。午後はデスクワークが中心だったけど、集中力が続いたおかげで、予定より早く仕事が片付いた。

夕方、少し時間があったので、久しぶりにギターを弾いてみた。好きな曲を弾いていると、いつの間にか時間が過ぎていて、気分も上々。音楽ってやっぱりいいなと再確認。

夜は簡単にパスタを作った。トマトソースにバジルをたっぷり入れて、美味しく仕上がった。食後にはチョコレートを一つ。これがまた至福のひととき。

さて、明日はどんな一日になるだろう。楽しみだ。おやすみなさい。

…どうだろうか。僕としては4oと5には相当の差があると思うのだが。

■チューニング開始

さて、これから僕のコラムに近づけるべくチューニングを開始。とはいえプロンプトで細かく書いていくととても大変なので、もうちょっと自分で考えてもらいたい。

執筆してもらった記事と、模倣元( https://www.nakatsun.jp/nakatsun2/ )を比較し、模倣できている点とまだ深堀が足りない点を整理してください。

これで一度比較してもらう。

模倣できている点

  1. フォーマット
    • 「【コラム】+日付+時刻+テーマ」という見出しスタイルを再現。
    • 本文前に短い一言フレーズ(「冷たい麺、今すぐにでも食べたい。」)を置いている。
  2. 区切り構造
    • 冒頭フレーズの後に「---」を挟み、本題に入る形は模倣元と一致。
  3. 文体
    • 口語的で軽快、会話しているような柔らかい言葉遣い。
    • 「~だと思う」「~なんだよなあ」など主観的で自然な語り口。
  4. テーマの自由度
    • 日常の一コマ(昼食)という、身近で軽めの話題。
  5. ボリューム感
    • 数段落で完結し、短時間で読める長さにしている。

深堀が足りない点

  1. 思いつきの飛躍感
    • 模倣元は話題が唐突に別方向へ飛んだり、断片的に話が終わることが多い。
      → 今回の記事は論理的につながっていて、やや整いすぎている。
  2. 感情や独り言の生っぽさ
    • 模倣元は「はー」とか「むかつく」など、感情そのものの吐き出しが多い。
      → 今回は感情がやや控えめで、分析的になっている。
  3. 掘り下げよりも瞬間描写
    • 模倣元は長々説明せず、一瞬の気持ちやシーン描写で終えることが多い。
      → 今回は昼食の選び方や工夫まで丁寧に書きすぎている。
  4. 遊びや脱線
    • 模倣元では、文中に突然別の話題や冗談、セルフトークが混ざることがある。
      → 今回は話が昼食に終始していて、横道感が足りない。
  5. 締め方のラフさ
    • 模倣元は「…まあいいや」や「あー眠い」で終わるなど、投げっぱなしな結びが多い。
      → 今回はきれいにまとめていて、ちょっときちんとしすぎ。

この差分を埋めるなら、次は

  • あえて話題を途中で変える
  • 感情や擬音を多めに入れる
  • 結びを整えすぎない
  • 一文の長短や間をもっとランダムにする

こうすると、より「nakatsun.jp」っぽくなります。

この分析の妥当性は一旦気にしないことにする(ChatGPTの分析には介入しない。分析して学習させることが目的)。これを踏まえて再度書いてもらったのが以下。

【コラム】2025-8-9 13:05 昼食

カレーの匂いがした。

---

昼、何食べようかなーって考えてたら、駅前のカレー屋からスパイスの香りが漂ってきて、もうそれで頭の中がカレー一色になった。…けど、財布開けたら小銭ばっかりで微妙に足りない。はー。

仕方なくコンビニ行ったら、レジ横の唐揚げがこっち見てくるし。あれ絶対目が合ったな。結局おにぎり2個と味噌汁にした。カレーは…まあまた今度。

で、食べながらふと思ったけど、昼食ってだいたい「妥協の産物」じゃない? 本当は別のもの食べたかったのに、時間とかお金とか、そういう理由で別の選択になるやつ。あれ、なんか人生と似てるな。…いや似てないか。

まあいいや。午後は眠くなりそうだし、とりあえずコーヒー淹れてくる。

うん、さっきよりは似てきた気がする。ただあくまで”似てきた”である。たとえば本文の3段落目なんかは、僕だったら「いや似てないか」にしないで「人生のようだ」に持って行ってしまう。

僕のコラムとは別の読み物としては読めるものになっている気がする。でも僕が求めているのは僕のコラムなのだ。ということでもう一押しほしい。もう一回同じ感じでやってみようか。

今度は、模倣できている点、さらに改善が必要な点と、前回と比べて改善が見られた点を整理してください。

これで一度比較してもらう。

では、今回の修正版を前回作と比較しつつ、模倣元サイトの特徴との一致度を整理します。


●模倣できている点

  1. 構成フォーマット
    • 「【コラム】+日付+時刻+テーマ」の形を踏襲。
    • 冒頭の短い一言(「カレーの匂いがした。」)から始まり、すぐに「---」で区切る典型的パターン。
  2. 感情表現の生っぽさ
    • 「はー。」や「あれ絶対目が合ったな。」など、模倣元に近い直接的な感情や心の声を挿入。
  3. 唐突さ・飛躍感
    • 「カレー」→「財布の中身」→「コンビニ唐揚げ」→「人生と似てる?」と、話が軽く脱線する展開が出てきた。
  4. 締めのラフさ
    • 「まあいいや。」で軽く切り上げ、きっちりまとめない終わり方を採用。

●前回と比べて改善が見られた点

  1. 整いすぎ感の軽減
    • 前回は論理的でテーマに終始していたが、今回は話題の横道や唐突な結びが入り、自然な“雑談感”が増した。
  2. 感情の直接投下
    • 前回は説明や分析が多かったが、今回は「はー。」「まあいいや。」のように感情をそのまま置くことでリアル感が強化。
  3. 文章の長短バランス
    • 一文の長さに変化があり、リズムが模倣元に近くなった。

●さらに改善が必要な点

  1. さらに断片的な展開
    • 模倣元では、文脈が切れるほど唐突に別の話題に飛ぶことも多い。今回も飛躍はあるが、まだスムーズすぎる。
  2. もっと無意味な余白や言葉遊び
    • 元記事には意味のない間や擬音、言葉遊びが時折入る。今回の文章にはまだそうした“余白”が少ない。
  3. 短文化の極端化
    • 模倣元では一段落1〜2行の短文が続くこともある。今回も短めだが、まだ段落が整っている。
  4. セルフトークの頻度
    • 元記事は「…で?」「あーそれは違うな」など、セルフ突っ込みがもう少し多い。今回もあるが、もう一歩増やす余地あり。

この感じだと、次のバージョンではあえて

  • 段落を1〜2行で細切れ
  • 話題飛躍をもっと極端に
  • 擬音や意味のない一言を差し込む
    あたりをやるとほぼ本物っぽくなります。

この改造版も作ってみましょうか?

次に向けた改善点(最後の提案の部分)が気にならなくもないが、引き続きこの分析の妥当性は一旦気にしないことにする(ChatGPTの分析には介入しない)。さて、これで書いてもらうとどうなるか。

【コラム】2025-8-9 13:12 昼食

お腹が、ぐーって鳴った。

---

カレー食べたい。
…でも財布に小銭しかない。
小銭って、なんか裏切らないけど頼りない。

仕方なくコンビニ行ったら、唐揚げがじっと見てた。
視線感じるやつ。
あれ、怖い。

で、気づいたらおにぎり2個と味噌汁持ってた。
なぜか。
手が勝手に。

昼食って、ほんとはもっとキラキラしてるはずじゃない?
パスタとか、海沿いのカフェとか。
あーでもカフェ高いしな。

あれ、なんの話してたっけ。
…あ、昼食だ。

まあいいや。午後は眠いからコーヒー淹れる。
あ、豆切れてた。

なんで片言みたいになってしまったのか。なんというかもう文章として破綻している。「かゆい うま」で締めたくなるような文章だ(通じなければ別にいいです)。

今回の記事の中で一番ひどいのは言わずもがなだが、第1回からの連載を通しても最悪の出来かもしれない。

■まとめ

とりあえず今回は「GPT-5が出たからやってみよう」という意味合いが強かったのでひとまずこんなところでしょう。

ここから先の方針についてはプロンプトを出すか今回のようにGPT自身に考えさせるかの大きく二つがありますが、もうちょっとGPT本人に考えさせようと思います。

今のところ正直あまり手応えも無いのですが、せっかくの新バージョンなのでちょっと頑張ってみたいと思います。

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